
企業におけるITサービスの重要性は、ますます高まってきており、技術革新とともに、ITサービス全体のレベルの向上をはかることが求められています。その中で、最近は開発から運用までを一連のライフサイクルと捉えて、ITサービスの品質改善を行っていこうとする動きがITIL V3.0の公開と同時に注目を浴びつつあります。
BSPは、ITシステム運用が抱えている様々な課題や問題に対応するためには、開発・運用のそれぞれの部門が個別に部分最適を実施するのではなく、ITサービスを提供しているお客様へのサービスレベル向上を目指して一体となって全体最適化を実現していくことが必要だと考え、新しい運用コンセプト『LMIS』 (エルミス: Lifecycle Management for IT Service)が誕生しました。
BSPグループでは、開発から運用へ「橋渡し」を行う本番移行において多くの問題が発生しているとともに、膨大な工数がかかっていることに注目しました。すなわち、本番移行時のプロセスを体系的、包括的にサポートすることがシステム全体の品質向上や総コストの削減に直結するのではないかと考えたのです。
これらを踏まえ、「LMIS(エルミス)」は、開発から運用(本番)までを一連のライフサイクルととらえ、ITサービスを高品質で提供していくために必要な情報をCMDB (データベース)に蓄えて、その情報を本番移行、サービス本番の中で活用することでサービスのレベルアップを図ります。

(1)ITシステム運用の位置づけを、「システムを守る」から「サービスを提供し、そのサービスレベルを向上させる」という攻めの姿勢にパラダイムチェンジします
(2)ITシステム運用においては、常にコスト削減を求められますが、LMISでは、品質(サービス)の向上を最重要課題として捉えます。その結果、品質向上や作業のシステム化がコスト削減に繋がり、コストセンターからプロフィットセンターへの転換が可能になります
(3)組織としての運用部門と開発部門は、品質向上や内部統制の観点から、分割されていることが望まれます。LMISは、両部門の『はざま』であいまいになっている作業区分や責任範囲を明確にし、ITシステムのスムーズな引渡しが行なえるようにします
ビーエスピーは、これまでITシステムマネージメントを支援するためのツールとして「A-AUTO」、「BSP-RM」、「BeXtation」といった製品を提供してきましたが、LMISでは、ITサービスマネジメントを支援する製品群を提供することで、サービスのレベルアップや開発と運用の全体最適を実現し、ITサービスがビジネスに戦略的に貢献していくことを支援します。

ほぼ全ての企業活動がITサービスを通して行われるようになったなかで、システムにおける不正防止等のために、組織内における内部統制強化が制度として求められています。
内部統制対応では、ITサービスの内容が一定の手順で正しく動かされていること、またそれを証明するための証跡(ログ)が残されていること、さらに不正があった場合、その是正のためのフィードバックが行える仕組みがあることが、ITサービスの中で一段と重要になってきています。
「LMIS (エルミス)」では、この内部統制への対応も踏まえてITサービスにおける問題管理や変更管理を、一定の手続きを踏まえて実施していくための体系的な仕組みを構築し、その証跡や、是正のための効果的なフィードバックが行えるようにしていく予定です。
ITILとは?
ITILとはシステム運用管理に関する世界的なガイドライン ITIL(R)(Information Technology Infrastructure Library) のことを指します。
BSPではV3.0が公開されたITILに準拠し、ITサービスの品質改善を目的に、LMISを公開いたしました。
ITIL・CMMIなどの流れを一つのサイクルとすることで、レベルアップの実現を図ります。


